常磐線で、勝田へ
この時点で、すでにだいぶローカル感はある
小脇には、長塚節の『土』
目の前には、茨城のだだっ広い平野と、農地
偕楽園駅は通過、もう梅の季節は過ぎてしまった
‐‐‐ひたちなか海浜鉄道
住宅地かと思っていると、茨城らしい(!)風景に
乗ってきた車両、かわいらしい
ぜんぶ子供の絵でできている
終点
歩いて、坂を下りていく
阿字ヶ浦は、人生二度目、
かつて、高校時代、陸上のトレーニングで、砂浜練をやったなぁ
足が冷たい
雲にかくれた 小さな星は
これが日本だ 私の国だ
若い力を 体に感じて
みんなで歩こう 長い道だが
一つの道を 力のかぎり
明日の世界を 探しに行こう
『遠い世界に』 五つの赤い風船
先には、日立、そしてその先にはフクシマがあるはず、常磐線の先
海岸から離れて、高台の上のまちへ
しずかで、ゆったりして、
海辺の町が、何十年も前からそのままにあった
30分に一本しかない
一回、乗り損ねて、のんびり歩いた
やっぱ、この車両
勝田に戻って、水戸に戻って
‐‐‐鹿島臨海鉄道
大洗まで、高架の上をはしってゆく、銀河鉄道
大洗で接続まち
大洗 で 顔洗い 体洗い
↓
↓
↓
ちょっとイタい・・・
大洗のタワー、苫小牧からのフェリーがつくところ、だったかな
あとは、えんえん、えんえん、えんえん、こんな景色
それでも、住宅があって、チェーン店があって、高校があって、通学する人たちがいる
バブルの時から時が止まったようだ
おもちゃ屋のキャラクターだけは新しい、だけは
接続まちを経て、やっと進み始めたが、
香取で再び、接続まち40分ほど
香取
香取、って、もっと都市っぽいのかと思ったら
そんなことなかった
山の中にひっそりたたずむちいさな神社
雉に遭遇
山から街を見下ろす
利根川沿いの、水の豊かな、平らな、水田地帯だったのだろう
それがそのまま活きている
駅周辺
まだ、短い春休みの中であったか
やっとこさ、銚子に到着
とおもいきや、再び接続まち
銚子の市街に出た
漁師町そのままに、若干の市庁舎などを中心に、市街地化していた
だから、位置づけとしては、中心オフィス街であるにも関わらず、
小さな漁師町のにおいが漂っていた
ベンチには、ヒゲタしょうゆ、と、月
‐‐‐銚子電鉄
終点、外川へ
外川のそのさき、櫛の歯のように小道が海へと広がっていて、
まちが、海ありきでつながってできていた
時間も、海のように、ゆったりしていた
終点
ベンチには、やっぱり、しょうゆ、ヤマサ
東は月明かり
そういえば、ここはほぼ関東最東端
外川に戻る
ただでさえ数が少ないのに、こんな時間にのがしたら、心細い
帰りの道はながく、東京まで3時間半
途中、交換待ちでとまっていた駅で、コロコロケロコロ、というカエルの鳴き声が、真っ暗な闇の中から届いてきたとき、心は闇に溶けた
東京は、明るく、にぎやかで、そして、すぐに順応できた自分がいた
まあ、当たり前か
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